直線上に配置

剣山(つるぎさん) <標高1955m>  2012/03/16

本日は、軽い気持ちで ああ、時間もあるし 雪山をもうちょっと 楽しんでおきたいなぁ、、、という軽い気持ちで朝早くから出発しました。
数日前のどなたかのブログで見の越までの道路に雪なし とあり、 単独でも余裕じゃん(^v^) なんて舐めた考えで出発したものだから 路面に 雪が見え始めてもチェーンを巻かず なんちゃってスタッドレスのオールシーズンタイヤでガンガン高度を上げていっていましたが、第四ヘアピンカーブを過ぎたあたりで雪につかまりました。
タイヤは空回りし 前にも後ろにも進みません(-_-;) タイヤの後ろの雪を手でのけてみたり 色々やってはみたものの一向に 改善しない(T_T) チェーンも巻けないほど雪にタイヤはめり込んでいる。そこで ピーンと思いつき 後輪のタイヤの雪を手でかきだしすぐ後ろにタイヤチェーンを巻かずに置きました。大成功で、なんとかタイヤがチェーンの上に乗ってくれて そのまま脱出できました。15分もロスし、これはもう山頂は無理かな!?なんて弱気な気分です。
行きがけから、えらい目にあいました。 その後どうなったのか、、、、、(^_^;)


9:05

途中、タイヤが雪にとられ 進むに進めず退くに退けずという えらい目にあいながらもなんとか夫婦池に到着。
路面は積雪が激しくスキーができそうだ(^_^;)
ここまでの積雪での走行は、スキーへ出かけるときは覚悟の上で何度も走行した経験があるが、登山という気分での走行は初めてだ。だいぶ舐めてました (>_<)
9:15

たっぷりとした積雪に恐怖しながらも なんとか見の越に到着(^_^;)

もう 雪はイヤ という事で 屋根の下に駐車
でも、今から イヤというほど雪を堪能する事になります。


9:22

そそくさと支度をし、出発。
車から降りて気付きましたが、やすらぎさんが走行した以外の轍が無い
駐車している車もない

これは、本日 誰も登っていないなぁ 単独で登るのは、素人には危険だなぁ、、、、と思いながらも
せっかく来たんだし 登らないのは あり得ないと思い 出発


9:22

本日は、、気軽な気持ちで出発したために 準備が悪く
飲み物も、持ってきておらず、 途中コーヒーをガブ飲みしたせいで トイレにも行きたかった。
トイレは 見の越の公衆トイレに行けばいいわと安易に 思っていたが
実際は、トイレはシャッターが降り 自販機はブルーシートで包まれている。
こんなことも知らないのが素人っぽいでしょ(^_^;)
9:24

登山口の 剣山神社の階段
積雪ながらも まぁ アイゼンなしでもいけるかぁ、、なんて 気楽なやすらぎさんです


9:26

剣山神社の前まで来ると 雪の量を見て これは アイゼン無いと ヤバイなぁ と判断しました。
神社の屋根の下でアイゼンを装着し 再出発。
9:30


剣山神社横の倉庫にできたつらら

寒さを うかがわせますが 出発した時は1度でした。それほど寒くない むしろ暑いくらいだ

9:35

雪は、それなりに積もっておりますが 人の歩いた跡が無い、鹿と思われる足跡は多数あります(^_^;)
9:41

リフト下のトンネル
この雪に埋もれた感じはWEBサイトで何度も見てきたが肉眼で この雪に埋もれた感じを見れられて多少感動(*^_^*)
9:58

あたりまえだけど ずーっと雪だ
10:11

大岩の所に来ました。

とにかく、今日は曇っているのに気温が高い。
熱いです。汗が噴き出ます


10:14

中腹からみるジロウギュウ
堂々とした風格です


10:17
中腹から見る塔の丸
尾根だけに雪があるように見えますが 北斜面にも雪はたっぷりあります


10:17

中腹から見る 丸笹山
意外と雪はありません
10:17

三嶺方面は、大きい雲で覆われている。


10:20

西島駅に到着

大剣神社方面へ行こうかとも思いましたが、
本日は 距離が短い刀掛けに松経由でいきます・
10:26

進行方向に足跡などはありません

このあたりから、明らかに今までよりも雪が深くなって来ました。
10:26

雲海荘が見えています。
もう少しです。ここから40分(雪が無くても)
行くべきか ここから下山するべきか?
風が強く 風上から 厚い雲が接近している
非常に迷いましたが、もう少し進む事に、、、
せっかく来たんだし
10:31

積雪はこんな感じってのを
後で分かってもらおうと 撮影した写真です。

靴が完全に埋もれるくらいです。

これくらいなら、今までに何度か経験があり
まだまだ想定内です!(^^)!
10:36

相変わらず 進行方向に踏み跡はありません。
夏でも、こちらの道はほとんど通らず
大剣神社経由が多い やすらぎさんにとって
道が本当に合っているかどうかも ちょっと心配(^_^;)
10:40

登ってきた足跡

あともう少しで 刀掛けの松へ到着です

しかし、ここから数十メートルあがった所で

雪が急に増え 風が強くなった
午後からの天候もあまりよくないと聴いているし
前方には踏み跡もない
これは、素人が簡単に進んではいけない状況だなと思うようになり、下山の判断をしました
10:45

下山は 小走り気味で さっさと降りてきました。
行く時には、気付かなかったが ウェザーニュースのアンテナがあった。まだ新しい

ああ今日は、山頂にも行けず しんどい山行だったなぁ なんて思いながら 下山する事になるのである、、、、、が



11:53

あきらめて下山開始した1時間後 刀掛けの松 到着!! (^_^;)

あれっ? あきらめて下山したんじゃないの?

実は、もうあと15分も歩けば 下山完了 という所まで降りて行ったのですが、 そこで 素晴らしい出会いがありました。
スキー板をかついで スキーブーツで登ってくるベテランの方が見え 山スキーというものを楽しむ方たちがいるとは聞いておりましたが 本当に目の前で見たのは初めてだ。やすらぎさんもスキーをしますが 山で滑ろうなんて思った事は無い。
この方に、途中で下山した事をつたえると「それは、もったいない! これからいっしょに登りませんか?」と言ってこられ、0.5秒ほど悩みましたが 、このまま途中リタイヤも悔しいので 一緒に登る事にしました。(^_^;) そして1時間後ここへ到着。

自己紹介で そのベテランさんは カモシカクラブ (http://kamoclub.exblog.jp/i2)の鶴木さん と知りました。
家に帰って いただいた名刺のアドレスにアクセスしてみるとビックリ(@_@;)
ヒマラヤとかネパールの山を登ったり
槍穂高や立山を単独で登ったり、山スキーに行ったりしている。(どうやらTVでも紹介されるほどのすごい人らしい) ただの山好きじゃなくて、もうアスリートの領域じゃないですか。とんでもない鉄人と登っている事をこの時には感じていませんでした。「なんと元気な年配者だ」ぐらいなものです。


12:11

スキー板を担ぎ どんどん 登っていく 鶴木さん
すごい 踏み跡もない所をどんどん登って行っている
数えた事は無いけれど 剣山には何百回と登っているそうだ
こんな 超ベテランさんといっしょにのぼることになり もう怖いものなし(>_<)


12:17

山頂ヒュッテ すぐ下くらいの場所

ここは雪深かった。膝くらいまで埋もれながら進んでいく。一歩一歩がなかなか進まない


12:22

雪深い所の歩きには 慣れていなく 足運びがなかなかうまくいかない
所々 軽く雪崩ながら(足元が崩れるのです)進む。
鉄人 鶴木さんは ものともせずどんどん先へ行ってしまう。おーい待ってくれ〜 と声にこそ出さなかったが 
そんな気分でした。


12:40

そして 山頂!
途中 あきらめていた のを引っ張ってきてくださった
鶴木さんのおかげで 山頂到着
鶴木さん ありがとうございました。
山頂から見るジロウギュウ

堂々とした風格


ジロウギュウから三嶺 塔の丸方面のパノラマ


いつもの好きな 風景もこんな感じで雪化粧
故障中のライブカメラ

毎年冬になると故障する。
いつになったらなおるのだろうか?



その後 山頂ヒュッテ横で 風をよけながら昼食を戴きました。


13:06

鶴木さんは、スキー板を装着し下山開始
今日の雪は重く、そんなに長くは滑れないだろうとのこと


13:07

すごい ほんとうに滑ってる(@_@;)

あっという間にさーっと行っちゃいました。
やすらぎさんも 鶴木さんのシュプールを 追いかけ ザックザックと下山

途中でスキー板を片づけている 鶴木さんと合流し 一緒に下山しました。
 なんともすごい人だった。
ご一緒に 登れた事を幸せに思いながら またどこかの山の上でお会いしたいものだ。
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